「真田広之」それならば是非やりたいと思い…
行くとすれば2021年か。ぴったり10年毎の3回目だな。よし行こう!と自分の中で決めたが、まだまだこれからオーデションを受ける身だった。
2月、送られて来た台本のシーンを覚え、スマホで撮ってそれをアメリカに送ってもらった。が、しばらく連絡もなく、他の仕事にかまけて忘れかけていた。
ふと思い出して、「そういえば、あのハリウッドの話どうなった?」と事務所に聞くと、交渉先の電通からすぐに連絡が入って、「実は最終候補に残っています。ついてはもう1度台本を送るので、それを動画で送って欲しい。
ただし、今度は虎永と広松の関係をあの名作映画『明日に向って撃て!』のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じたように、相手が何を思っているか言葉を交わさなくとも分かる親密な関係で、しかもそれをソフトに演じて見せてくれ」という注文付きだ。
「ところでこの虎永の役はどなたがやるんですか?もう教えてくれてもいいでしょう?」
「真田広之さんです」と聞いて、真田広之!?それならば是非やりたい!!と思い、私はすぐに娘婿が持っている稽古用の刀を借り、相手方をやってもらって、「出来るだけソフトに」を心掛け演じて、送ってもらった。