西岡徳馬
にしおか・とくま
俳優
1970年に劇団文学座に入座。多くの舞台で主演を務め看板役者となるも、1979年に退座。1989年、42歳でつかこうへい演出の舞台「幕末純情伝」に主演し、新境地を開拓。蜷川幸雄演出の舞台でもその存在感を知らしめる。1991年にはドラマ「東京ラブストーリー」でヒロインの不倫相手の上司役に抜擢され、一躍脚光を浴びる。以降、圧倒的な演技力と作品に深みをもたらす存在感で幅広く活躍。近年はバラエティー番組でお笑い芸人のネタを全力で披露するなど、コミカルでユーモアあふれる人柄も広く知られるようになる。2024年、中国平遥映画祭で短編映画「相談」の主演男優賞受賞。同年、戸田広松役を演じたアメリカのドラマ「SHOGUN 将軍」はエミー賞史上最多の18冠を受賞した。