美術館などの招待券がもらえる「隠れ優待」も!
企業が運営する美術館などの招待券がもらえる、いわゆる「隠れ優待」と呼ばれる「株主優待」もあります。そのなかには、1株保有していれば「株主優待」がもらえる「1株優待」もあります。配当金計算書に同封されていることが多く、企業からの思わぬプレゼントに嬉しくなってしまう人もいるでしょう。
今回は、昨年の2024年3月度の実績を紹介します。ただし、こちらはあくまでも企業の意向によるもので、今後の継続が保証されているわけではないため、もらえたらラッキー程度に思っておくのがよいかもしれません。
三菱重工業(7011)(株価2,796円)では、神奈川県横浜市にある「三菱みなとみらい技術館」の招待券がもらえます。「三菱みなとみらい技術館」では、館内で理科実験などを行っているので、お子さんと一緒に遊びに行くのもよさそうです。同伴者は3人まで入ることができます。
丸紅(8002)(株価2,525円)は、東京都内、竹橋駅すぐの「丸紅ギャラリー」の無料招待券がもらえ、1枚で2人まで入ることができます。こちらでは、丸紅が保有する絵画や染織品などのコレクションが見られます。
また、三菱商事(8058)(株価2,741.5円)では、東京都内、二重橋前駅近くにある「静嘉堂文庫美術館」の招待券(2回分)がもらえます。こちらでは東洋古美術品を見ることができます。なお、同伴者は200円引きになります。
ブナシメジなどの販売で知られるホクト(1379)(株価1,878円)では、長野県長野市にある日本画専門の美術館「水野美術館」の招待券がもらえます。ここでは、ホクト創業者の水野氏が収集したコレクションを見ることができます。招待券を利用すれば、2人まで無料で入ることが可能です。
通信会社大手のKDDI(9433)(株価4,855円)では、東京都多摩市にある「KDDI MUSEUM」の特別招待券がもらえ、3人まで入場できます。ここは、KDDIの成り立ちを知ることができる企業ミュージアムです。なお、2024年3月権利時では、入場の際に「封筒をご提示ください。」とあったため、株式関係書類が入った封筒を誤って捨てないように注意する必要がありました。