みんながやっている「スカルぺッタ」とは?

毎日の食事でも、美味しいものを最後まで食べる極意があります。それは「スカルぺッタ」、残ったソースをパンですくって食べることです。

パスタソース、煮込みのソース、夫は火を通したオイルは体に良くない、と言いつつも、肉のオーブン焼きなどでオーブン皿に残った味が染み染みのオイル……これらのソースをキレイにパンで拭きとり、最後まで食べてしまいます。

高級レストランでするのはご法度かもしれませんが、イタリアの家庭ではもちろん、一般的な飲食店ではみんな普通にやっていること。

どころか、それほどソースが美味しい!という意味で喜ばれることもあります。お皿だけでなく、わが姑のスカルペッタはフライパンや鍋まで及びます。

姑宅のダイニングキッチンは彼女の席の後ろがキッチンなのですが、食事中にぬぉ〜っと手を後ろにまわし、コンロ上にあるフライパンに残ったソースもスカルペッタ。

美味しいものを残さず食べられるだけでなく、キレイにスカルペッタしてもらった後のお皿洗いはとっても楽で一石二鳥です。