「4月に食べるとよい」と言われている食材は…

【気血を巡らせる食べもの】

3月から引き続き、春の臓である「肝」の働きを高める食材を食べましょう。気や血(けつ)をスムーズに巡らせて、「肝」の働きを高める食材をご紹介します。

気を巡らせる食材は、紫蘇(しそ)、玉ねぎ、パプリカ、らっきょう、ジャスミン茶、キャベツ、春菊、パクチー、マッシュルームなど。

血を巡らせる食材は、紅麹、黒砂糖、小豆、納豆、ザーサイ、玉ねぎ、パセリ、ニラ、三つ葉、ひじき、鮭、まぐろ、紅花油、紅茶、甘酒、清酒、お酢、サフランなど。

【酸味のある食べもの】

春には、柑橘系など酸味のある食材がおすすめです。グレープフルーツには「行気(こうき)」「和胃(わい)」といって、気の巡りを良くして胃の調子をととのえる作用があり、春にたかぶる「肝」を穏やかにしてくれます。

文旦(ぶんたん)もストレスからくる胃腸トラブルを改善し、咳を鎮め、イライラや落ち込みやすさなどのメンタル面をカバー。ストレスを受けやすい春には、ぜひ酸味のある柑橘類を食べましょう。

【肝を養う食べもの】

春に「イライラが強い」「食欲がなく、元気がない」といった症状が見られたら、それは「肝」の働きが過剰になっているという証拠。つまり、逆に酸味を控え「肝」のバランスをとる必要があります。

イライラが強いときは苦味のあるゴーヤ、セロリ、レタス、三つ葉、せり、緑茶などを摂りましょう。食欲がないときは、いも類、米、豆類、キャベツ、鶏肉などを加熱して、少しずつ食べるようにしてみてください。

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