吉原だけでなく 

吉原再興を目指していた蔦重は、今後は日本橋に進出。 江戸随一の版元となっていく。

「源内の授けた『耕書堂』という言葉にあるように、書を世に広めていかなければいけないという思いが強くなっていきます。日本橋に出る理由は、多くの人が集まるから。地方の人々も商人たちも日本橋に来て仕入れる。だからこそ、日本橋で本屋を出し、そこで広めていく。

それが最終的には地方のいろんな人々の心の娯楽になります。どちらかというと吉原だけではなく、もう少し広がって、人々のためとなっていきます。

第16回ぐらいまでが「少年期」という感じで捉えています。それ以降が壮年期。蔦重は一途で結構子供っぽい要素があります。いろいろな人と出会って関わることによって、彼が本当にやっていかなくちゃいけないものをどんどん伝えていく 全てのベースは『書で世に伝えていく』という思いです。

本はある種の娯楽。今後は、娯楽とは何なのかを考えていくことになる。蔦重がどう変化していくのか、変化していかないのか、そういった部分も見どころになっていくと思っています」 

大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

【NHK公式サイトより】
大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」日本のメディア産業、ポップカルチャーの礎を築き時にお上に目を付けられても面白さを追求し続けた人物〈蔦重〉こと蔦屋重三郎の波乱万丈の生涯。笑いと涙と謎に満ちた〈痛快〉エンターテインメントドラマ!

【キャスト】
横浜流星/安田顕/小芝風花/岡山天音/寛一郎/市原隼人/片岡愛之助/高橋克実/里見浩太朗/渡辺謙 

【作】
森下佳子

【放送予定】
[総合]日曜 午後8時00分 / 再放送 翌週土曜 午後1時05分
[BS・BSP4K]日曜 午後6時00分
[BSP4K]日曜 午後0時15分/ (再放送)日曜 午後6時00分