
(イラスト:ナカミサコ)
一見、関係なさそうに思える「片づけ」と「健康」。この2つを結ぶカギは、自律神経にありました。(構成:浦上泰栄)
【Q】家族に「ちらかし魔」がいて、片づかない!
A 自分の領域を整え家族のモノに手を出すのはやめましょう
どんなに一生懸命片づけても家族のせいで元通り、という声を耳にすることがあります。
たとえば夫が脱いだ洋服を家のあちこちに置きっぱなしにする、趣味の道具や、読みかけの本がどんどん増えて場所をとっている。こうした夫のずぼら行動について怒る気持ちはよくわかりますが、夫の性格やクセを変えることはできません。
対策としては、家の中に夫専用のスペースをつくること。そして、「ここは散らかしてもかまわないが、スペースの外には絶対にモノを置かない」というルールを決めて、それを徹底させることが重要。
ほかの場所が片づいていれば、夫のスペースがどんなに散らかっていても意外と気にならないものです。
また、近年は独立して家を出た子どもが実家に荷物を置きっぱなしにして困る、リフォームしたいから片づけてほしい、というケースが増えています。
この場合、勝手に荷物を捨てるわけにはいかないので、期限を伝えて自分で片づけさせるか、残った荷物を1ヵ所にまとめるなどの工夫をしましょう。