血管がカチカチだと血圧が高くなる

ご存じかもしれませんが、血圧の正常値は収縮期血圧は130mmHg(ミリメートル・エイチ・ジー)以下、拡張期血圧が90mmHg以下です。

心臓から送り出された血液は、血管の弾力性を利用して全身に流れていきます。

どういうことかというと、心臓から血液が送り込まれると動脈はいったんふくらみ、そのふくらみが戻る力を利用して血液を流しているのです。このふくらんだときの血圧が「上の血圧」で、ふくらみが戻ったときの血圧が「下の血圧」です。

悪玉血液で血管が硬くなると、このふくらみが小さくなるため、壁にかかる圧力が高くなります。血管の中が狭くなると、なおさら高くなります。これが、動脈硬化が進行すると上の血圧が高くなる理由です。