歩数だけでなく歩くスピードが重要

健康のために歩くことを習慣にしている人の多くが意識しているのは、「歩数」ではないでしょうか。

確かに歩数は大事です。よく「1日1万歩」が健康によいといわれています。本記事の読者にも、1日1万歩を目標に歩いている人がいるのではないでしょうか。

『すべての病気が防げる長生き歩き』(著:青柳幸利/エクスナレッジ)

しかし、漫然と歩数だけを意識してダラダラ歩き続け、1万歩を達成したとしても、それだけでは健康になれません。

もちろん、歩数はとても大事です。実は、歩数と同じくらい大事なことがあります。それは歩くスピード(歩行速度)です。

歩行速度は年齢とともに遅くなることがわかっています。加齢による歩行速度の低下は、高齢者の歩行能力を評価する指標の1つです。