収蔵庫の外壁には…
「詩とメルヘン絵本館」がオープンするとさらに「別館」ができ「収蔵庫」ができた。
収蔵庫は中を見せられないからと、外壁にアンパンマンと反対側の外壁にはばいきんまんがいる。せめて外壁を楽しんでもらおうというやなせ先生の考えからできたものだ。
オープン当時は香北町立だったが市町村の合併により香美市立の施設になった。そして二十九年経った今、大勢の皆様に楽しんでもらえるミュージアムになっている。
※本稿は、『やなせたかし先生のしっぽ: やなせ夫妻のとっておき話』(小学館)の一部を再編集したものです。
『やなせたかし先生のしっぽ: やなせ夫妻のとっておき話』(著:越尾正子/小学館)
2025年春NHK朝ドラ「あんぱん」のモデルとなったやなせ夫妻に20年寄り添った秘書がはじめて語る、おふたりの暮らし、生活、仕事に思い出…。
マイペースでのんびりと、いつも人の一番うしろにいた著者が、先生の残したしっぽのような思い出とことばをたどるエッセイ集。