「ピンピンコロリ」は多くの人の理想的な死に方

足腰を鍛えるだけでなく、ボケ防止のためにと脳トレやドリルの本を買ってきて取り組んでもいます。

うへぇ~、すごい努力です。運動嫌いで無精な私には、たとえ70代に戻ったとしても、まねできそうもありません。

『93歳、あとは楽しげに生きる ヨタヘロな私の心得69』(著:樋口恵子/講談社)

元気に長生きして、最後は寝込まずにぽっくり逝く。多くの人の理想的な死に方の「ピンピンコロリ」という言葉が広がったのは1980年ごろからでしょうか。ピンピンコロリをかなえるという神社やお寺も繁盛しています。

理想の死に方についてのこんなアンケート調査があります。

もし思いどおりになるとしたら、ある日突然「ぽっくり死」か、寝込んでいいので徐々に弱って死ぬ「ゆっくり死」か、全国の20~79歳100人に聞いたものです。結果を見ると、「ぽっくり死」を望んだ人は約78%。特に、60代、70代では8割を超えていました(「ホスピス・緩和ケアに関する意識調査2018年」、日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団)。「ぽっくり死」、つまりピンピンコロリのことです。