目の血管から糖尿病や高血圧も診断できる
眼底検査で、体の病気の診断がつくこともあります。
例えば、眼底出血(眼底に起こる出血。多くは網膜の血管から出血する)がある場合、血管に沿って線状の出血が見られたら高血圧、点状の出血が見られたら糖尿病が疑われます。
また、血圧に関していえば、眼底の動脈と静脈の直径を比較することで、推し測ることができます。
健康な人では、眼底にある動脈と静脈の直径比(血管の内側の直径)は、3対4から2対3ですが、眼動脈が動脈硬化により細くなると比率が変化します。約1対2や1対3になると、動脈硬化が進んでいると考えられます。