自分を応援してくれる人がいることは大事
やっぱりジェーン・スーさんとの出会いは大きかったです。彼女は強いし、強い人の近くにいることは大事。自分だけなら気付かないことやすぐ諦めてしまうことでも、彼女と一緒にいると「もうちょっと頑張ろう」と力が出てくる。今回の舞台のチケットにしても、SNSで紹介してくれるなど、すごく応援してくれて。私も、もちろんチケットは売りたいけれど、あまり「自分を見てください!」と言えないタイプだったんです。
でも、彼女といると正々堂々と「売れません。買ってください!」と言えて(笑)、どんどん強くなっていきました。これは一例ではありますが、互いに鼓舞して、上昇し合える相手がいることは幸せです。私たちは、ものすごく褒めあって、ものすごくエールを送り合うんです。自分から意識していれば、おのずと同じような人間が集まり、気持ちのいい場所が作れるということはあるかと思います。
強い人といっても、いろんな強さがありますよね。私の場合はコツコツやるとか、耐えるとか、そういう強さです。でも、それだけでは見えない世界もあります。自分でもやっていいんだ、ここを超えてもいいんだ、もっとできるんだ、というパワーの注入をしてくれる人がジェーン・スーさんなんですよね。
ジェーン・スーさんと2人で決めているのは、「絶対このままふざけていこうね」ということ。くだらない、しょうもないことをやって、なんかまた勝手におばさんたち盛り上がってるなあ。だったら、じゃあなんか私もやってみる、ぐらいのテンションになってくれたらいいなと。狼煙を上げてみんなを引っ張っていくなんてことは、やめましょうね、と。なんか沖の方でくだらないことをしていたら、見てる皆さんが「あいつら本当にくだらない。じゃあ私もなんかやってみようか」という気持ちになってくれたらな、ぐらいの感じでいます。