胃腸が活発に動く夕食
自律神経は夜になると副交感神経が優位になるようにシフトします。体も精神もリラックスしていきますが、胃腸のはたらきはよくなります。消化吸収が盛んにおこなわれるので、夕食には栄養価の高い食べ物を選ぶのがおすすめです。
特に、自律神経の原料はタンパク質なので、積極的にいただきましょう。大豆などに含まれる植物性タンパク質より、動物性タンパク質のほうが必須アミノ酸の含有量が多く、夕食では魚や肉を食べるのがよいとされています。
肉好きな高齢者が元気である様子をよく目にしますが、その理由の1つは夕食で自律神経が整うからなのでしょう。

※本稿は、『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(興陽館)の一部を再編集したものです。
『毎日の体調がよくなる本 - ちょっとしたことだけど効果的な方法50』(著:小林弘幸/興陽館)
朝を整えれば「だるい」「しんどい」「眠い」が消える。
自律神経研究の第一人者であり、多数のベストセラーを持つ順天堂大学医学部の小林弘幸教授が、おうちでできる「体調の整え方」について、図解を使って詳細に解説!