骨を強くするためのトレーニングと生活習慣
必要な栄養素を補う食事と、適度な刺激のある運動を心がけましょう
《ポイント1》
刺激が多い運動を毎日1分間行う
「骨を鍛えるのに、ハードな運動は不要です。私がおすすめする『骨(コツ)トレ』は、一見ソフトに思えても、骨をしっかり刺激します。だらだらとダンベル運動をするよりも断然、骨を鍛えることができるのです」(藤澤先生。以下同)
今回は、いくつもある骨トレのメニューから、より簡単かつ効果の大きい2つを紹介。
「重要なのは、毎日続けることです。どちらも1回5秒〜数十秒ですむので、家事や仕事の合間に行ってみてください」
今回は、いくつもある骨トレのメニューから、より簡単かつ効果の大きい2つを紹介。
「重要なのは、毎日続けることです。どちらも1回5秒〜数十秒ですむので、家事や仕事の合間に行ってみてください」
●手足ぐるぐる回し
手足をやわらかくしながら、骨を鍛える。両手の指を浅く組み、手首からスナップをきかせるイメージで10秒間ぐるぐると回す。立ったまま片方の足のつま先を床につけた状態で、ぐるぐる回す。左右の足、それぞれ10秒ずつ行う
●セルフ力くらべ
両手を胸の前で組み合わせ、両側から5秒間、ぐっと押し合う。ポイントは「全力で押すこと」。毎日行うことで骨が強くなるだけでなく、骨と筋肉のバランスがとれる
《ポイント2》
原料となるタンパク質もしっかり摂る
「タンパク質も骨の原料。不足すると、カルシウムを摂っても骨の強度は不十分となってしまうのです」
タンパク質は筋肉の材料でもあり、ロコモティブ症候群予防にも。魚、大豆製品のほか、肉や卵などをバランスよく食べましょう。
タンパク質は筋肉の材料でもあり、ロコモティブ症候群予防にも。魚、大豆製品のほか、肉や卵などをバランスよく食べましょう。