年齢を重ねるにつれて、心身の変化を実感している人は多いのではないでしょうか。インテリアアーキテクトの加藤ゑみ子さんは、「変化した肉体とその内面に、今までにはない成熟した美しさが宿っています」と語ります。今回は、加藤さんの著書『変化を愉しむ 60歳からの気品のルール』から一部を抜粋し、心身の変化をゆっくり愉しみながら、自分を美しく表現するヒントをご紹介します。
人間関係の習慣を見直す
年齢を重ねると、生活習慣だけでなく日々のルーティンやそのテンポも自然と変化していきます。
しかし人間関係においては、つい従来の習慣や対応パターンを続けてしまいがちです。
自分自身も周囲の人も少しずつ変化しているのに、以前と同じ接し方を続けていると、知らず知らずのうちに関係にずれが生じていることに気づきにくいものです。
生活スタイルが変わるように、人間関係もその変化に合わせて柔軟に調整していくことが大切です。
過去の自分にとらわれず、現在の自分に合った新しい関わり方を見つけていきましょう。