老いた親の面倒、子の負担はいつまで続く？「年金では足りず貯金も切り崩し…」「優遇されていたきょうだいがなぜ手伝わない？」子ども世代の心の叫び

週の大半を自宅から100キロ離れた実家で過ごし、96歳になる病気の実父の介護をしている。

父は「やってもらうのが当たり前」で、何をしても感謝の言葉がない。気の短い父とあと何年生活しなければならないのか。

私の60代は自分のことは何一つできずに過ぎていく。ため息が出る。

（66歳・主婦／介護歴6年・要介護度2）

88歳の実母に認知症が始まったころ、どう対処してよいかわからず感情的になり、言い争いばかりだった。施設に入ってくれたらどんなに楽だろうと思い、グループホームに入所させたらひどい罪悪感。

いろいろ考えてもこの方法しかなかったのだが、申し訳なさで心が晴れることがない。週に一度は顔を見に行くが、帰り道はいつもつらい。

（58歳・主婦／介護歴3年・要介護度1）

実母（81歳）が遠方でひとり暮らしをしている。月に一度の帰省にかかる費用とその他の援助などで、自分自身の老後資金のプランを見直す必要が出てきている。

夫とは財布を完全に別にしているので、自分の将来を考えると不安。状況が変われば、介護離職も現実になる。

（56歳・会社員／介護歴2年）