
1945年8月6日、雲ひとつない夏の朝。空襲で火事が燃え広がるのを防ぐ、建物の解体作業のために集められていた広島二中一年生の上空で原爆が爆発。そこにいた320余名の生徒たち、全員が命を落としました。彼らがどんなふうに亡くなっていったか、家族の証言をもとに克明に記録し、50年以上読み継がれてきたロングセラー『いしぶみ』が、戦後80年の今年漫画化されました。同書より、原爆が投下される瞬間までのストーリーをご紹介します。
その日は作業の場所にでかけていました
広島市の郊外・井口村に疎開していた舩倉浩太郎君は、午前七時に家を出かけました。
お母さんからの手紙の一節には…↓↓↓