話すのが苦手な人はここから始めよう
おしゃべりが苦手だという人は、自分から難しい話、面白い話をしようとしがちだ、という印象があります。
そんな難しい話をしようとしなくても、簡単な話、普通の話からすればいいのです。
もっと言えば、聞けばいいのです。
何かいいことを言おうとか、面白い話をしなければいけないとか、そういうことを無理に考えるから、うまく言葉が出てこなくなってしまう。何を話していいかわからない、ということになる。
それよりも、聞けばいい。
聞けなければ、思いついた話、普通の話から入ればいい。
極端に言えば、つまらない話から入ったらいい。ああ、つまらないけど、申し訳ないな、という話でいい。
実はそれは、相手にとっては嬉しいことだったりもするからです。
というのも、いきなり面白い話をされて会話のハードルを上げられてしまうと、話すほうもプレッシャーになるからです。
そこで「こんな話でいいんですよ」ということになれば、安心して話をすることができる。プロレスの技みたいなもんです(笑)。
そして会話が始まれば、少しずつ噛み合っていくようになります。
最初からうまく話せなくていい。
まずは聞くことから始めよう
※本稿は、『気くばりのススメ 人間関係の達人たちから学んだ小さな習慣』(中山秀征:著/すばる舎)の一部を再編集したものです。
『気くばりのススメ 人間関係の達人たちから学んだ小さな習慣』(中山秀征:著/すばる舎)
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