毛細血管から歯周病菌が侵入するルート

なお、歯周病菌が血液中に侵入するルートは大きくふたつあります。

ひとつは、歯茎の歯周ポケットが深くなり、その奥の毛細血管から歯周病菌が侵入するルートです。侵入した菌は血流に乗って行き着いた臓器で炎症などのトラブルを引き起こす原因となります。

『60代からは体の「サビ」を落としなさい』(著:小林弘幸/飛鳥新社)

すると、その炎症に引き寄せられるように活性酸素が集まってきて、そのトラブルを悪化拡大させるように作用するのです。

さらに、こうした炎症が慢性化すると、糖尿病、動脈硬化、心臓病、脳卒中、認知症といったさまざまな病気の発生につながるとされています。