「夏でも鍋料理」で手軽に栄養を補う

ちなみに、あまり料理の経験がない学生や、単身赴任中のビジネスパーソンが健康的な食生活を送るために取り入れてほしいのが、「夏でも鍋料理」です。鍋料理は、鍋とコンロさえあれば簡単にできますし、比較的簡単に栄養バランスを取れます。

メインの具材は、肉でも魚でも好きに選んで構いません。ただし、「いつも同じものばかり」を選ばないようにしましょう。

そして、いろいろな野菜を使ってください。白菜、春菊、ねぎなどが王道ですが、そんな縛りは必要ありません。レタスだろうが、トマトだろうが、きゅうりだろうが、鍋にして食べられない野菜などありません。冷蔵庫に残っている野菜を全部入れるのでも良いでしょう。

注意したいのが、濃い味つけにしないことと、汁をあまり飲まないこと。加えて、シメの雑炊やうどんなどを食べないことです。炭水化物を控える代わりに、肉や魚、野菜、豆腐などの具をたっぷり食べてください

このルールを守れば、かなり健康的な食事内容になるはずです。

 

※本稿は、『すぐに実践したくなる すごく使える栄養学テクニック』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

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著者は、生活習慣病・肥満治療の専門医であり、累計200万部超のベストセラーを持つ牧田善二氏。

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