まずは自分の認知を疑ってみましょう

まずはフキハラだと認識している自分の認知が正しいのか、根拠を考える必要があるかもしれません。自分のとらえ方が正しいかどうかを見直してみることです。

まずは自分が相手の言動はフキハラだと思っている理由をピックアップしてみる。そのうえで書き出した内容、「あの人は私と話しているときだけため息をつく」というのが事実なのか、「会話中に舌打ちをする」のは自分のときだけなのか、それらを少し整理してみる必要があると思います。認知を疑うってやつです。

『嫌な気持ちにメンタルをやられない 不機嫌を飼いならそう』(著:藤野智哉/主婦の友社)

上司が誰に対しても不機嫌なのであれば、ほかの人ともコミュニケーションがうまくとれていないと思われるので、同僚に相談してみてもいいでしょう。

周りに聞いてみた結果、「あの人は気に入らないことがあるとすぐ舌打ちするよね」「私にも言うことを聞かせたいとき嫌な態度をとってくるよ」とわかれば、上司は不機嫌をあえて出しているということ。それは立派なハラスメントになりえます。

相手がハラスメントをしてくること以上に、感情を武器として使う相手について自分がどうとらえ、どう対応するかが大切。それを考えるためにも、自分の感覚を周りとすり合わせてみるというのは一つの手だと思います。

まとめ

フキハラの根拠を整理して、自分の認知は正しいのか周りの人とすり合わせをしてみましょう