Q.エアコンで冷えすぎるので、タイマーで止めています
A 《朝までつけっぱなし》が原則
寝室を快適な温度・湿度に保つことは、睡眠の質を高めるための重要なポイントです。特に熱帯夜が続く日本の夏に、エアコンは必需品。それも「朝まで連続してつけておく」ことを、私は推奨しています。
「つけっぱなしは体に悪いのでは?」というのは、睡眠における都市伝説の一つ。風向きを調節して風が体に直接当たるのを避ければ、問題はありません。
また「寒くなって起きる」という人は、設定温度が低すぎるのです。エアコンは住宅の性能、部屋の広さや外気温によって、利き方に差が生じます。たとえばリモコンで26度に設定しても、実測するとそれ以上に冷えていたり、逆にちゃんと冷えていなかったり。
そうした事態を避けるには、就寝する1〜2時間前からエアコンをつけ、枕元に温湿度計を置いて《実際の室温》を測ってみてください。何日か続ければ、自分が朝まで快適に眠れる設定温度がわかってくるはずです。
寝具は睡眠中の体温調節を助ける役割があるので、夏でも薄手のものを1枚はかけるようにしてください。また睡眠中も汗をかくので、脱水を防ぐため、寝る前にコップ1杯の水を飲んで水分補給をしましょう。