<あらすじ>
嵩(北村匠海さん)の詩集が出版されることになり、喜ぶのぶ(今田美桜さん)。
八木(妻夫木聡さん)のアイデアで変わった場所で開かれたサイン会は、嵩の心配をよそに盛況のうちに終わる。
場面が変わり、自宅で鏡を見ながら口紅を引く蘭子(河合優実さん)。「もう1つ必要なのは人の体温だ」と話していた八木(妻夫木聡さん)のことを思い出していた。
風鈴の音が鳴り、壁にかけてあった半纏を見つめる蘭子。それは、戦死した婚約者・豪のものだった。蘭子はため息をつき、倒れ込むと、詩をくちずさむ。一筋の涙が頬をつたった。
数日後、柳井家を訪れたメイコ(原菜乃華さん)。子どもたちは福岡の健太郎(高橋文哉さん)の実家に行き、夫婦2人で過ごせるというのに健太郎は急な仕事でいないのだと漏らす。
のぶと嵩のやり取りをうらやましそうに見つめるメイコ。「もう何年も名前で呼んでもらえんがです。うちは健太郎さんのママやないのに」と話して――。