認知症の薬:2つのタイプと使い方のポイント
認知症の薬は、(1)記憶力や注意力などの認知機能を保つ薬と、(2)幻覚・妄想・興奮・不眠などの行動・心理症状(BPSD)を抑える薬に分かれます。
認知機能を改善・維持する薬はありますが、進行を完全に止めることはできません。
一部の薬には進行をゆるやかにする可能性がありますが、「今の状態を少しでも長く保つ」など、現実的な目標を持つことが大切です。
BPSDに対しては抗精神病薬、抗うつ薬、睡眠薬、漢方薬などが使われることがありますが、副作用のリスクもあるため、医師と相談しながら慎重に使います。