社会の構造を知らず、生きづらかった

結局、数カ月経過して、その大きな力の正体がわかってきました。

それは、この世界には「お金がすべて」という、資本主義が支配しているということです。

会社であれば売り上げのために、個人であれば給与のために、たとえ道義的には意味のないことでも、個人にそうさせるよう仕向けます。

これはまさに、『ゴリオ爺さん』のラスティニャックが、セレブの世界が冷酷さで溢れていることを知ったときと似ています。

「世界は、僕のためにできている」なんてものは、まやかしでした。

 

世の中の仕組みがわかってきて思うこと(写真はイメージ/写真提供:Photo AC)