生きづらい、認められたい、満たされない……このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。作家の筬島正夫さんは、「そんな人にぴったりなのが、東洋哲学です」と話し、東洋哲学の視点から、不自然に自分をとりつくろわず「ありのまま」でいることを勧めます。そこで今回は、筬島さんの著書『10人の東洋哲学者が教える ありのままでいる練習』から一部を抜粋し、再編集してお届けします。
まだまだ足りない、もっと欲しい
新しい服、最新のスマホ、フォロワー数、資格、貯金、仕事の成果。どれだけ手に入れても、どこか満たされない。気づけば「もっともっと」と、永遠に続くゴールのないレースを走り続けている……。
そんな渇望に振り回されてはいませんか?
私はそんな状態を「数病(かずびょう)」と名付けています。
わかりやすく言うと、数字や目に見える成果にとらわれすぎて、本当に大切なものを見失ってしまう“病”です。