少しずつでもOK

家の中ではありませんが、外出時には常にバッグへモバイルバッテリーを入れておくのもおすすめです。

私が震災の経験を踏まえて、バッグに必ず入れているものも以前の記事(https://fujinkoron.jp/articles/-/7906)に記していますので、こちらも参考にしてみてください。

いざというときの連絡手段を家族で共有しておくことも大切です。

家族と連絡が取れないことほど不安なことがない一方、災害時にはスマホなどの通信状態が悪くなることも想定されます。わが家はSNSのメッセージ機能を2つ以上共有するなどし、少しでも不安を解消するように努めています。

以上、震災時の備えについて話してきましたが、私自身、以前は「災害が起きても何とかなるだろう」とまったく備えをしていませんでした。

しかし東日本大震災を経験し、備えること、そして片づけが大事ということを、身をもって知って以降、意識がガラッと変わりました。

今回記したことすべてを行わなくても、非常持ち出し袋の準備など、少しずつ始めてはいかがでしょうか? まず“なんとなく置いてあるもの”を減らすことが、いざという時の安全につながるはずです。

そして備えが整えば、暮らし全体に安心感と余裕が生まれます。「家族と自分を守る準備」をこの防災月間中に見直してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
震災時の運命は「普段の片づけ」に左右される?棚からあらゆるモノが飛び出し、洗濯機も倒れ…整理収納アドバイザーが震災を経て確認した<命を守る心がけ>とは
「買った時に高かったから」「痩せたら着るから」…あなたの服を減らしたい願望、コレに妨げられてませんか?衣替えは服を手放すチャンス!
1回たった1分?片付けを習慣化することがもたらす大きなメリットとは。さらに効果を上げるための<ゴールデンタイム><モチベーションアップ術>を整理収納アドバイザーが伝授