「ビールっ腹」や「浮き輪肉」など、なかなか落ちないお腹の肉に悩んでいる人は多いのではないでしょうか。日本体育大学の岡田隆教授は、「人体を太らせる力を持つ『三大栄養素(脂質・炭水化物・たんぱく質)』を自在に操り、たくさん食べても太らない体を作っていく」ことが「科学的に正しいダイエット」だと語ります。今回は、岡田教授の著書『日体大教授が教える 「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』から一部を抜粋してお届けします。
脂質を減らし、食物繊維を増やす
あらゆる食べ物には、長所と短所があります。例えば卵だと、非常に栄養価が高い反面、脂質が高いという短所があります。
でも私は、基本的にはNG食材というものはないと考えています(ただし食物アレルギーの場合は除きます)。
すべてはバランスの問題。その時の状態に合わせて、うまく取り入れたり控えたり、他の食事や運動で帳尻を合わせさえすればいい。
また食材に関する長所・短所は、栄養面だけではありません。調達、価格、保存、調理など、ほかの要素も関係します。