3回のギネス記録を持つ

 

クロカンのためのパーソナルトレーニングは、週1回1時間だけ。ハードな練習なので、気持ちがどんよりして行きたくない日もあります。それでもジムに着いて10分も運動していると、かえって元気になってくる。終わるころには体の細胞一つひとつが生き返ってくる感じがして、また頑張ろうと、次への意欲が湧くのです。

どんなに遅くなっても3食必ず食べることにしています。クロカンを長く続けるためには、体重を減らさず、筋肉量をキープするのが大事。145cm、42kgの身長体重は、ここ数十年ずっと変わりません。

スポーツクラブでは、楽しいレッスンも開催されているので、朝ドラを観てから出発して昼過ぎまで過ごします。私のお気に入りは、「にこにこエアロ」や歌謡曲に合わせて行う「歌謡エクササイズ」。若い仲間たちと体を動かして、おしゃべりするのが楽しいんです。お風呂に入り、家に着くのは午後2時ごろ。

施設の隣のスーパーで買う富山の美味しい魚をおかずに、お昼をいただきます。夜ご飯は、常備しているしゃぶしゃぶ用の豚ロースを焼いたり、鍋にしたり、味噌汁に入れることが多いです。食べたいものを、適切に食べる。これが私のモットー!

食事の大切さを痛感したのは、今年7月に、同い年の夫を亡くしたからなのです。登山家の彼は、ついこの間までストックをついて家の周辺を散歩するほど元気だったのに、誤嚥性肺炎が原因で食べられなくなると、あっという間に逝ってしまいました。

これまでは、朝から2人分の食事をつくるのは少々面倒だなと思いつつ、夫がいたので張り合いがあったんです。まだひとり分の料理には慣れませんね。手を抜いてばかりではダメだと、冷蔵庫の前で献立を考える日々です。