掛け布団について
最近は、軽くて暖かい羽毛布団が主流ですが、昔ながらの「重い掛け布団」を好む方もいますよね?
じつは、これがこむら返りの原因になっていることも。
重い掛け布団だと、布団の重さで、つま先がピンと伸びた「尖足位」になってしまいがち。
ところが、この状態が続くと、ふくらはぎの筋肉が緊張し、就寝中にこむら返りが起こるリスクが格段に上がってしまいます。
就寝中のこむら返りは、尖足位が引き金となって起こるケースが圧倒的に多いのです。
また、重い掛け布団は動きが制限されるので、寝返りしづらく、血流も悪くなってしまいます。
こむら返りだけでなく、血圧が上がったり、呼吸がしづらくなったりしてしまうリスクもあることを覚えておいてください。
これらを防ぐためにも、掛け布団は羽毛布団を選ぶようにしましょう。
もしくは、薄手のコットン素材のものを何枚か用意しておいて、気候に応じて枚数を調整してもいいですね。こうすることで、つま先をリラックスさせる「屈曲位」をキープでき、こむら返りを防げるようになります。
まずは、今使っている掛け布団の重さをチェックして、つま先が「ピンとなりやすい」かどうかを確かめてみてください。
もしかすると、あなたを悩ませているこむら返りの原因は、そこにあるかもしれません。
(本書より)