中山さん流!実現しやすくなる4つのポイント

理想の自分に近づきやすくなるリストをつくるには、ちょっとしたコツがあります。中山さんが40年以上かけてたどり着いた方法を紹介!

 

【Point1】夢は大きくなくていい。ハードルを低くして

(イラスト:霜田あゆ美)

夢は大きな塊でとらえず、薄くスライスして細分化すると叶えやすくなります。名づけて「ローストビーフ方式」。たとえば「海外旅行に行く」という夢なら、「パンフレットを取り寄せる」「その国のことをネットやYouTubeで調べてみる」「新しいキャリーケースを買う」「パスポートを更新する」といった感じ。旅の前段階だけでもできることは何十個もありますし、最初の一歩を踏み出すハードルもグンと低くなります

 

【Point2】「自分主体」を意識して自信につなげる

モチベーションを維持するために、プレッシャーになりすぎない書き方をすることも大切です。「XKgやせる」ではなく「やせるための努力を続ける」と書けば、たとえ体重が思うように減っていかなくても、少しでも努力した自分に対して「頑張ったね!」と達成シールを貼ることができます。叶えたいことは能動的に書く。そうすると、後日ジャッジしやすくなるだけでなく、自分で自分を褒めるいい機会になるはずです

 

【Point3】リストを書くための特等席をつくる

 

私がノートを書くのは、必ず決まった場所(前ページ写真参照)。「そこへ行けば宝物がある」というスペースをつくっておくと、自然とポジティブになれるスイッチが入ります。たとえば私は、お気に入りの筆記用具のほか、集めた可愛いシールをきれいな空き箱にセット。雑誌で心に留まった記事も切り抜いて、箱の中にストックしています。好きな時間に好きな飲み物やお菓子を用意して、ゆったりした気分で夢を考えてみましょう

 

【Point4】定期的に見返して、内容を更新しよう

書いた内容を忘れないよう、1ヵ月に1度はノートを開きましょう。また、以前は心に響いた言葉がそうではなくなるなど、人の思いは時間とともに変わるもの。私自身、2年前の入院中に書いたノートを今見返すと、「あのときはこう考えていたのね。もう遠い昔のことみたい」と、不思議な気持ちになります。叶っていなくても、今の自分に必要なければ「卒業」の印をつけてもOK。夢を来年に持ち越したり新たに追加したり、柔軟にアップデートを