たった1℃、されど1℃
【細胞の生まれ変わりがスムーズになる→肌トラブルが改善される】:肌の乾燥やくすみ、炎症などの改善には、細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)がスムーズに行われる必要があります。
それには、体を温めて血流をよくすることです。肌に栄養が届き、適切に新しい細胞が作られターンオーバーを促進するからです。
【副交感神経が優位になる→イライラが解消できる】:深部体温がほどよく上がることで、リラックスの神経である副交感神経が優位になります。すると心身の緊張がゆるみ、イライラした気分もやわらいでいきます。
【睡眠の質が向上する→ぐっすり眠れる】:眠気は、深部体温がいったん上がった後、下がっていく過程で訪れます。より深く、ぐっすりと眠るには、就寝の90分くらい前までの入浴がおすすめです。
【低体温を改善する→体調が安定する】:冷えや疲労感などの体調不良の一因に体温の低下があります。毎日の入浴で体の芯からしっかり温めることが、元気に年齢を重ねていくために大切です。
逆に、体温が1℃下がると免疫力が低下して、かぜや感染症にかかりやすくなるだけではなく、一度かかると治りにくくなってしまいます。
いかがですか?たった1℃、されど1℃、ですね。40℃の設定でお湯を張るか、温度計で測るとよいでしょう。
ちなみに、湯船に浸かっていて顔や額が汗ばんできたら、深部体温がしっかり上がったサインです。
温泉などで温度を測れない場合は「額が汗ばんだら湯船から出る」を目安にします。
※本稿は『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(アスコム)の一部を再編集したものです。
『入浴 それは、世界一簡単な健康習慣』(著:早坂信哉/アスコム)
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それよりも、自宅のお風呂に「この温度」で「この時間」浸かることをお勧めします。




