2750円の丼セットは「りんごとセロリのすり流し」、おばんざい3種の盛り合わせ「いちじくと椎茸の白和え・自家製リコッタチーズ」「ワカメと玉ねぎとグレープフルーツの酢の物」「里芋とさつまいもとかぼちゃの唐揚げ・きのこあんかけ」の順に提供。「親子丼」は丹波地鶏、京都産の「濃紅たまご」、九条ねぎを使用
デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに。ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を、食の専門家たちが紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、京都・河原町にある日本料理店「麩屋町のざき」です。(撮影:内藤貞保)
お丼とおばんざいを町家の風情とともに
市街地の四条河原町からほど近い五条エリアの路地奥に今年7月にオープンした「麩屋町のざき」。地元の人気店「リストランテ野呂」の3号店で、築80年の町家を改装した和の空間で昼は丼のセットやコースを楽しめる。
「親子丼」と「魚介メンチカツ丼」の2種類から選ぶ丼は、「京都吉兆」の本店や系列店で12年間腕を磨いた上野貴吉料理長が野呂をオマージュしながら考案したもの。
「私の修業先も食材の産地の多くも京都で、立地や建物も京町家。意識しているわけではありませんが、京都らしさと野呂らしい味を楽しんでいただけているようです」
「リストランテ野呂」名物の肉のメンチカツをオマージュして考案された「魚介メンチカツ丼」。鯛などの白身魚に蓮根の食感と香味野菜の香りを加えた和風メンチ。2種類のソースは醤油や野菜ベースで、ご飯との相性も抜群。別添えの粉山椒や胡麻七味を途中でかけ、味変させて味わうもよし
親子丼の鶏肉は卵とじにせず、炭火で焼いて外側はパリッと中はふんわりと仕上げ、焼いた九条ねぎが香味を生んでいる。
一方、魚介メンチカツは包丁でたたいた白身魚に蓮根や茗荷、大葉などの野菜を合わせ、バルサミコ醤油とトマトやパプリカの濃厚なソースで独創的な丼に。土鍋で炊くご飯は、上野さんの福井県の実家が栽培する米を使用。おばんざいは旬の野菜がたっぷりで、味わい深く、栄養バランスもすこぶるいい。
「麩屋町のざき」店内写真
麩屋町のざき(ふやちょう のざき)(京都・河原町/日本料理)
●住所:京都府京都市下京区麩屋町通松原上ル鍵屋町203- 1
●電話:075・606・7090
●営業時間:昼/11:30~13:00(最終入店)、夜/17:30~20:00(最終入店) 月曜・月1回火曜休
●メニュー:昼/丼セット2750円~、コース4950円 夜/アラカルト
●アクセス:阪急京都線京都河原町駅より徒歩8分
●公式Instagram:@fuyacho.nozaki202576
●住所:京都府京都市下京区麩屋町通松原上ル鍵屋町203- 1
●電話:075・606・7090
●営業時間:昼/11:30~13:00(最終入店)、夜/17:30~20:00(最終入店) 月曜・月1回火曜休
●メニュー:昼/丼セット2750円~、コース4950円 夜/アラカルト
●アクセス:阪急京都線京都河原町駅より徒歩8分
●公式Instagram:@fuyacho.nozaki202576
