
【ランチコース:7260円】手前は魚料理「スズキとオマール海老のムースのパイ包み」、奥は前菜「Ham 淡路島」。淡路島の海と山の幸である鱧と牛肉を、フレッシュトマトとアメリカンチェリーのソースで味わう。ほかにアミューズ、前菜、肉料理、小菓子、食後の飲み物がつく
食の専門家たちが、デートや家族・友人とのお祝いに、自分へのごほうびに、ちょっと贅沢したいランチにおすすめのお店を紹介する連載『ごほうびランチ』。今回紹介するお店は、大阪・北浜にあるフランス料理店「NELU 高麗橋」です。(撮影:福森クニヒロ)
歴史的建造物で味わう伝統&革新のフレンチ
商都・大阪の中心地として歴史を刻んできた高麗橋(こうらいばし)。そのランドマークとして百十余年の年月を紡いできた建造物が、レトロ&モダンなレストランに生まれ変わった。
赤煉瓦のたたずまいがひときわ目を引く洋館の設計は、東京駅丸の内駅舎や日本銀行本店を手がけた建築家・辰野金吾。店内は、特別な日のランチにぴったりな洗練されたラグジュアリー感に溢れている。

ランチで供されるデザート「KORAIBASHI苺菓子」。みりん粕入り生クリーム、苺メレンゲ、バニラアイスを組み合わせ、朝鮮半島と交流があったことから名がついた高麗橋にちなみ、ソースと飴細工に苺と韓国産唐辛子を使用。まわりにちりばめられた、黒ビールを煮詰めたパート・ド・フリュイのコクと夏苺の酸味、みりん粕の甘みのバランスが絶妙
料理は、伝統と革新を融合したモダンフレンチがコンセプト。「明石や淡路島近海の魚、そして近郊の旬の野菜をふんだんに用い、コースの前半は軽やかで遊び心のある料理、後半はクラシックな手法を用いた王道のフレンチをお楽しみいただきます」と、グランシェフの木村福孝さんは語る。
淡路牛のタルタルを湯引きした鱧で巻いた前菜の「Ham 淡路島」は、キャビアの塩味と独創的なソースの酸味で新味を、「スズキのパイ包み焼き」は、ハーブを利かせた伝統的なベアルネーズソースで古き良き味わいを堪能できる。料理にも空間にも進化と懐古が感じられ、老若男女に好まれそうだ。

「NELU 高麗橋」店内写真
NELU 高麗橋(ねる こうらいばし)(大阪/フレンチ)
●住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-4
●電話:06・4300・4236
●営業時間:11:30~15:00(L.O.13:00)、17:30~22:00(L.O.19:00) 月曜休(祝日の場合は火曜振替)
●メニュー:昼/コース7260円~ 夜/コース1万4520円~ このほか、アフタヌーンティーも※すべてサービス料含む
●アクセス:地下鉄御堂筋線淀屋橋駅より徒歩3分、堺筋線北浜駅より徒歩3分
●公式サイト:https://restaurant.nelu.osaka/
●住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-4
●電話:06・4300・4236
●営業時間:11:30~15:00(L.O.13:00)、17:30~22:00(L.O.19:00) 月曜休(祝日の場合は火曜振替)
●メニュー:昼/コース7260円~ 夜/コース1万4520円~ このほか、アフタヌーンティーも※すべてサービス料含む
●アクセス:地下鉄御堂筋線淀屋橋駅より徒歩3分、堺筋線北浜駅より徒歩3分
●公式サイト:https://restaurant.nelu.osaka/