自分に合ったバランスを見極めよう
瀬戸 東洋医学では、「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素によって生命活動が維持されると考えられています(上表参照)。「気」は体を動かすエネルギー、「血」は全身に酸素と栄養を運ぶ血液、「水」は血液以外の体液を指します。
気・血・水が過不足なくバランスよくめぐっている状態が、「めぐりがよい」状態。つまり、健康で免疫力の高い状態を指します。めぐらせることに気を取られがちですが、それぞれの要素が多すぎたり少なすぎたりすればめぐりが悪くなる。
病は気からというように、大きなイベントを終えた途端に気が抜けて風邪をひいたりしますよね。また血が足りないと貧血はもちろん、情緒が不安定になったりも。気血を充足させることでめぐりがよくなることも多いです。
