更年期になったらレシピと習慣で肝臓のケアを
以下は肝臓をケアしたい更年期世代におすすめのレシピ、その一例です。ぜひ試してみてください。
●しじみと豆腐の味噌汁
鉄とたんぱく質を同時に補える万能メニュー。しじみのオルニチンは肝細胞の修復を助けます。
●鶏むね肉とブロッコリーのレモン炒め
ビタミンCで鉄の吸収を高め、レモンの酸味が脂質代謝を促進。疲れを感じる日におすすめ。
●鮭と小松菜のホイル焼き
DHA・EPA、カルシウム、ビタミンB群を一度にとれる一品。オリーブオイルをひとかけすれば、抗酸化効果もアップ。
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さらに生活習慣へのアドバイスが以下4つとなります。
●夜食・遅い夕食は控える
肝臓は夜に代謝リズムを整えます。寝る2~3時間前には食事を終え、内臓を休ませることが大切です。
●軽い運動を習慣に
ウォーキング、ストレッチ、スクワットなど、1日10分でもOK。下半身を動かすことで血流が良くなり、肝臓の解毒作用も高まります。
●冷え対策を忘れずに
下半身の冷えは血流低下を招き、肝臓の働きを弱めます。腹巻きや温かい飲み物、湯船につかる習慣を心がけましょう。
●休肝日を設ける
お酒を飲む方は、量より「頻度」を見直しましょう。「週に2日は肝臓を休ませる休肝日の習慣」。それだけでダメージの蓄積を防げます。
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以上、更年期の肝臓トラブルは、「お酒の飲みすぎ」ではなく、ホルモンバランス・栄養不足・代謝低下が関係していることで引き起こされます。
沈黙の臓器である肝臓を守ることは、女性のからだと心のエネルギーを取り戻すことでもあります。
肝臓は“がんばり屋”の臓器。黙って一日中働き続けてくれる一方で、無理をすると一気に悲鳴を上げます。
疲れやすい、肌がくすむ、やる気が出ない――それは“肝臓を休ませて”という体からのサインかもしれません。
まずは、今日の食卓から「肝臓が喜ぶ一皿」を。たんぱく質と鉄をしっかり、色とりどりの野菜を添えて。そんな日々の積み重ねが、更年期を軽やかに乗り越える力となります。