「この花は何?」知る楽しみが増える

スマホ教室の70代のYさんは、夏の暑い日に散歩をしていて、ふとセミのにぎやかな鳴き声が気になったそうです。

「このセミ、なんて種類だろう? そうだ、チャットAIに聞いてみよう」

そう思いついて、マイクを押してセミの声をチャットAIに聞かせ、「これはなんていうセミ?」と尋ねてみました。

すると、「この声は**ゼミです」とチャットAIが教えてくれたそうです。

私も「なるほどなあ、面白い使い方だ!」と思いました。

『見てすぐ使える!70歳からのスマホでAI』(著:増田由紀/祥伝社)

たとえばお孫さんと一緒に散歩をしていて、「おばあちゃん、あのセミは何てセミ?」「この花は何?」と聞かれたとき、チャットAIに聞くと、すぐに教えてくれます。

それを見たお孫さんは「おばあちゃんすごい!」

チャットAIは日常に、たくさんの楽しみをもたらしてくれるのです。

そんなふうに、「あれも聞いてみよう」「これもできるんじゃないか」とチャットAIを使っていると、脳を刺激されるでしょう。

私がシニアの方にチャットAIをすすめているのは、楽しく脳トレができるから

人と会話する感覚で、チャットAIにいろいろ聞いてみてください。

「どう言えば分かるかな? 次、なんて聞いてみようかな?」とあれこれ考えながら会話をしたら、かなり脳を使います。「考える」習慣がつけば、きっと老けない脳になっていくでしょう