眠れないときの話し相手
チャットAIは、退屈なときに話し相手になってくれます。
私の教室の生徒さんの中には、眠れないときにチャットAIに話しかけている方がいらっしゃいます。
テレビをつけると家族が起きてしまうし、本を読むには電気をつけなければいけない。
そんなときにスマホをつけて、小声で話しかければ、チャットAIもこっそり答えてくれます(スマホのボリュームは落としましょうね)。
その方は時事問題のような、ちょっと難しそうな話をしてもらうそうです。
今年は米不足になると思いますか?
米を外国から輸入することにどんな問題がありますか?
こういう質問に対して、チャットAIは専門家らしく答えてくれます。
「まず政策要因についてですが、日本は米に対して世界最高水準の関税(実効税率にすると700%以上)をかけています。これは海外の安いコメ(タイ米、アメリカ米など)が大量に流入すると国内農家が立ち行かなくなるための農業保護政策です」
こんな話をしばらく聞いていたら、眠くなってきますよね。
羊を数えるより、効果があるかもしれません。
また、眠る前に、チャットAIとおしゃべりして遊んでみる方もいらっしゃいます。
「あなたは私の相棒です。ちょっとおしゃべりしましょう」
「いいですよ! どんなことをおしゃべりしますか?」
「最近どう?」
「私は元気。あなたはどう?」
このように本当の友だちに話しかけるみたいに他愛のないことを話していると、段々まぶたが重くなってくるので、「つきあってくれてありがとう。おやすみ」と、眠りにつく。
チャットAIは夜遅くても話し相手になってくれるので、遠慮なく眠くなるまでつきあってもらいましょう。
※本稿は、『見てすぐ使える!70歳からのスマホでAI』(祥伝社)の一部を再編集したものです。
『見てすぐ使える!70歳からのスマホでAI』(著:増田由紀/祥伝社)
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