冷凍野菜でみそ汁を作っていたが…

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二〇二五年九月現在、卓球を始めて一年、ジョギングを始めて十ヶ月。有酸素運動が肝心の健康や体力向上に寄与しているかというと、確実に言えるのは、身体の凝りと姿勢が若干改善したことくらいである。 

あとは強いて言うなら、直近数年スパンで振り返ると倦怠感が減ったというか、身体が少し軽くなったような気がするのと、ジョギングを始めてからは以前より疲れにくくなったような気もする。数時間家の掃除をしたり一日中歩き回ったりしても、なんか意外と疲れてないな? と思うことが増えた。

これらはせいぜい「気がする」程度だし、今年に入ってから低用量ピルの服用や食事管理も始めたので、それらの影響もあるかもしれない。 

何にせよ劇的な効果はなく、人並みには遠く及ばない、微々たる向上に過ぎない。最近、冷凍野菜のみで味噌汁を作っている。自炊を簡略化するために、冷凍しても栄養価が落ちにくいとされる野菜は冷凍のカット野菜を買うようにしたのだ。 

沸騰させたお湯に顆粒だしと冷凍野菜を三種類ほど投入し、最後に味噌を溶かすだけなので、時間と手間は大幅に短縮されたのだが、それまで生野菜で作っていた味噌汁に比べると、あまり美味しくない。

最初は美味しくないと思うだけだったのだが、次第に、作っている実感が足りないと思うようになった。 

三月から食事管理を始め、おかずは蒸しただけの鶏胸肉をメインに餌のような食事をするようになったために、味噌汁に限らず自炊全般が簡略化したせいもあろう。 

そもそも料理をするのが特に好きではなく、健康のために毎日自炊をしているだけの私には、このほうが楽で良い。

そう思えたのは最初だけで、三ヶ月も経つと、恋しくなってくるのだ、あれほど面倒だと思っていた調理が。野菜を一つ一つ切る、あの作業が。フライパンから香り立つごま油の匂いや、炒める時のパチパチという音も。