スマホのルールを守らなかったらどうすべきか?

ルールを決めることは大切ですが、決めた後に問題になるのが、「子どもがルールを守らない」というものです。このような時はどうすればいいのでしょうか。

ニフティキッズの小中学生のスマホ事情に関する調査(*2)(2018年)によると、スマホを使う条件として、約8割が「あらかじめ利用についてのルールを作った」と回答しています。自分の部屋には持ち込まない、リビングで使うなどの「スマホを使う場所についてのルール」、*時以降禁止、1日*時間までなどの「スマホを使う時間についてのルール」、課金はしない、勝手にアプリをダウンロードしないなどの「アプリの使い方についてのルール」、テスト前は親に預ける、宿題などやることが終わってからなどの「その他の使い方についてのルール」がほとんどでした。

8割弱の子どもが最初に約束したルールをしっかり守っており、理由は以下のようになっていました。

・親のお金で使わせてもらっているから当然
・守らないと没収されてしまうから
・ルールを守らないと気持ち悪いから
・学校でスマホの危険性を学んだから
・親に制限されているから

事前にスマホの危険性をしっかり伝えたり、あらかじめ制限機能で制限するほか、親のお金で使わせてもらっているという意識を徹底したり、守らないと没収などのペナルティが明確にあれば守れるというわけです。

ガンホー・オンライン・エンターテイメントの調査(*3)(2020年)によると、親子間で約束がある割合は91%に上ります。

そのうち、約束を破った時のペナルティがある割合は48%と約半数でした。約束だけという家庭もあるということですね。約束は破らないならばいいのですが、破ってしまう子もいます。