〈最新版!〉予防の常識をアップデートしよう

世の中に多くの感染対策が溢れるなか、誤った情報に惑わされないようにしたいもの。

予防に関する素朴な疑問に大谷先生が答えます

 

Q)「のど飴」をいつも持ち歩いていますが、対策になっているか疑問です

A)飴はとても有効です。飴を舐めると唾液が分泌され、のどを効率的にうるおすことができます。ウイルスはのどの気道粘膜から体内に侵入するため、のどがうるおっていると線毛運動が活発となり、ウイルスや異物を外に排出できるのです。

また、抗炎症作用や咳止め効果があるはちみつの入ったのど飴もおすすめ

 

Q)「風邪っぽい」と感じたら安静にするべきでしょうか

A)風邪をひいて発熱したら安静にすべきですが、風邪かもしれない、のどに若干の違和感があるという段階では、15分程度のウォーキングや軽い運動が有効です。体を動かすことにより、免疫力を高めるNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化することがわかっています。

ただし、負荷の高い運動はNG。また、発熱や咽頭痛など明らかに風邪の症状が出ている場合は安静を心がけてください

 

イラスト
(イラスト:末続あけみ)