逆に休まない方が周囲の人を不安にさせる

多くの人が「休みやすくなった」と実感しているのですから、体力のないビジネスパーソンが、周囲の目を気にして休むことを躊躇する理由はありません。

会社を休むことに引け目を感じるのは、アップデートされていない古い考え方と認識する必要があるのです。

『体力がない人の仕事の戦略』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)

疲れが溜まって体調が悪ければ、「今朝起きたら、微熱と吐き気がするんです」と上司に伝えるだけで、すぐに「わかった。お大事に」という展開になります。

上司には、職場の安全と部下の健康を守る責務がありますから、「妙なウイルスを持ち込まれたら大変だ」と考えて、会社を休むことを咎め立てする前に、お互いの無事を最優先した対応をするはずです。

感染症が疑われるような場合、上司には周囲の社員への感染リスクを考慮する義務があり、疑わしい社員に出勤を強要してしまうと、会社が「安全配慮義務違反」に問われる可能性があるからです。

昔と違って、体調不良は立派な欠勤の理由となり、逆に休まない方が周囲の人を不安にさせることになります。

現代では、会社を休むことに罪悪感を感じる必要はなく、「申し訳ない」と考える必然性もなくなっています。

仕事で成果を出し続けていくためには、自分にムリをしたり、我慢をするのではなく、腹を決めて会社をスパッと休んで、体調を整えてから仕事と向き合うことも大事な選択肢となるのです。