【回復の戦略(2)】月曜の朝に体調を崩す人の傾向と対策

こうした対策を試しても、月曜の朝になると体調を崩したり、大事な仕事の時に限って調子が悪いという場合には、「適応障害」を疑ってみる必要があります。

適応障害とは、ストレスが要因となって、心身に不具合が起こる心の病です。

『体力がない人の仕事の戦略』(著:和田秀樹/クロスメディア・パブリッシング)

仕事中は調子が悪そうにしていた人が、会社から離れると途端に元気になったりするため、適応障害は別名「サボリ病」などと呼ばれていますが、症状が長引くとうつ病に移行する可能性があります。

心当たりがある場合には、精神科か心療内科を受診する必要があります。

適応障害になると、次のような自覚症状が現れます。

《メンタル》気分の落ち込み、不安感
《体》食欲不振、睡眠障害
《行動》遅刻、欠勤、過度の飲酒

適応障害の自覚症状はうつ病と似ていますが、適応障害とうつ病の違いは、ストレスの原因から離れると症状が改善するかどうか……にあります。

適応障害は、特定のストレスが原因で発症し、その要因がなくなると症状が和らぎますが、うつ病の場合には原因が特定できなかったり、要因から離れても症状が続くという特徴があります。

適応障害になる人の多くは真面目で責任感があり、「会社に適応しなければならない」と強く思うことがプレッシャーとなって、メンタルを痛めています。

適応障害には、効果が期待できる薬が現時点では存在しないため、適応障害を治すためには、ストレスとなっている環境を変えるか、認知療法で物の見方を変えるしか方法がありません。