「とても受け入れられません」

面接を中心に各種テスト、脳の萎縮度合いや脳卒中などをみるために行うCTやMRI、脳の血流をみるために行うSPECTなど、脳内を画像化する検査をすれば認知症の進行具合がわかります。

認知症であることが判明した場合には本人に告知するのですが、患者さんの多くは「とても受け入れられません」と否認され、泣き出す方もおられます。

『認知症グレーゾーンは分かれ道』(著:朝田隆/興陽館)

それも当然です。自分が自分でなくなってしまうことの恐怖、これからどうなるのだろうという不安、もう元には戻れないのだという絶望などなど、思いは数えきれません。

打ちひしがれている患者さんに「大丈夫、治りますから一緒に頑張りましょう」と言えたらどんなによいかと私はいつも思うのです。