先週買ったばかりなのにまた同じものを買ってしまった、突然暗証番号が思い出せなくなった……もしかしたら、認知症の一歩手前である「認知症グレーゾーン」のサインかもしれません。今回は、認知症専門医・朝田隆先生が「認知症グレーゾーン」の歩き方を綴った著書『認知症グレーゾーンは分かれ道』より一部引用、再編集してお届けします。
グレーゾーンの4年間があなたの運命を決める
「もしかしたら認知症かも」と思った人が医者のもとへ行くまでの期間は平均4年といわれています。
早期対応が認知症グレーゾーンからUターンするための要だということを鑑みれば、空白の4年間が運命の明暗を分けるといえるでしょう。余程の状態になってからでは手遅れかもしれません。いや、おそらく手遅れです。
認知症になってしまう人は4年で約50パーセントです。これに対して認知症グレーゾーンから正常にUターンする人は14〜44パーセント(平均26パーセント)といわれます。
個人差があるとはいえ、比較的高いということがこれまでの研究結果からわかっていました。多くの人が認知症にならずに引き返せるのです。