虫の標本と大量の蔵書の処分

ただ虫の標本に限って言えば、僕だけの問題ではありません。こうしたものは公共性を持っているからです。

建物を売るとき、中に物があると売りにくいですね。それなら全部捨ててしまえばよいかというと、捨ててはいけないものもあるということです。

『病気と折り合う芸がいる』(著:養老孟司、中川恵一/エクスナレッジ)

残された家族が、自分たちには不要のものだから、虫の標本を庭で燃やしてしまってよいのかというと、そうはいかないのです。

大量の蔵書は別の意味で困っています。家族から処分しろと言われるけど、僕の場合、もうその限度を超えています。

古本屋に売ればいいと言う人もいますが、最近は専門書にほとんど値がつかないので、大半は引き取ってもらえないと思います。

もっとも個人の蔵書は公共物ではないですし、紙の本は燃やしやすいので、いっそ燃やしてしまったらよいのかもしれません。