いつの時代も変わらないのは……
中国大陸の東部は海で、南部は峻険な山岳地帯なので、主に警戒すべきは北部と西部である。
前漢(紀元前202年~紀元後8年)の時代には、北部に匈奴がいて、西部に羌氏がいた。唐代(618年~907年)には、北部に突厥がいて、西部に吐蕃(チベット)がいた。
宋代(960年~1279年)には、北部に遼がいて、西部には西夏がいた。明代(1368年~1644年)には、北部にタタールがいて、西部にはトルファンとタリムがいた。
これらはほんの一例である。いつの時代も変わらないのは、中国にいささかでも油断や隙があれば、たちどころに攻め込まれ、皆殺しにされたり焼き討ちにされたりしたことだ。つまりは、重ねて言うがハイリスク社会なのだ。
※本稿は、『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』(講談社)の一部を再編集したものです。
『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』(著:近藤大介/講談社)
中国人と日本人。
なにかとすれ違う背景には、日本人が知らない中国人特有の思考と行動原理が背景にあった。




