とてつもない競争社会

何せ中国人は、日本人の11倍以上の14億1000万人もいる。生まれてから死ぬまで、とてつもない競争社会の中で暮らしているのである。

平易な例で言えば、オリンピックの代表選手数は種目ごとに各国何人と決まっているから、中国代表の卓球選手や水泳選手は、人口比を考えると日本の11倍の倍率をくぐり抜けた選手が出場していることになる。

『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』(著:近藤大介/講談社)

同様に、東京大学と北京大学の合格者数はともに約3000人なので、こちらの倍率も中国は日本の11倍だ。

2025年夏採用の中国の国家公務員試験(国考)には、約4万人の応募に325万8274人が受験した。最も人気が高かった職位は倍率が1万5678倍! 平均すると、やはり日本の国家公務員試験の競争率の約10倍である。

2024年12月の国家公務員試験には325万人も受験(写真:『ほんとうの中国 日本人が知らない思考と行動原理』より CFoto/アフロ)