2024年8月にオープンした建物は、市民が集まる場に(写真提供:京都府亀岡市)

11月の物々交換市は、家具やインテリア、家電、防寒グッズ、ペット用品がメイン。会場には、トースターや電気毛布、ペットのキャリーバッグなどを持って訪れる市民の姿があった。

品物は、市の職員が丁寧に確認し、状態の良いモノだけを引き取って並べていく。こうした手間暇をかけているからこそ、品揃えも魅力的なのだろう。どれもまだまだ使える品で、思わず持ち帰りたくなってしまう。

大槻さんによれば、「多いときには約50人の来場者があり、持ち込まれた品の半分以上は、その日のうちに新しい持ち主のもとへ渡っていく」そうだ。持ち込むだけでも、欲しいモノを持ち帰るだけでもいいという。

開始から約30分経った午前11時半。会場には、幅広い世代の人の姿があった。

熱心に子ども用の防寒グッズを選んでいる神田絵美さん(仮名・40代)は、「きれいな状態のモノが多いから助かります。買うと高いから」と、顔をほころばせる。聞けば、小中学生3人の子どもがいるのだとか。神田さんは、市が主催するほかのリユースイベントにも顔を出し、掘り出し物を探している。